クサカゲロウの英訳です。

しずく型の透明な羽を持つクサカゲロウの姿はあたかも礼儀正しさ、善良さ、好意を表しているようです。繊細な輪郭と淡い色は神秘性や奇跡を表しているようです。

私たちはこの虫が格別の誠実を表していると考えます。

私たちは社会に対して、また進歩することに対して誠実でありたいという願いを込めて自らを「レースウィング」と称します。

こんにちは。篠原聖人と申します。

人に奉仕する働き方を取り戻しましょう。（利己主義やその近代的形態である資本主義の考え方を拒否しましょう。）

人は庭の木、たとえば柿の実を穫って近くの人に配るように独自の行動の産物を人に分け与えます。人や企業などの組織の行う生産活動などの事業はそのような助け合いの行為が特定の活動への習熟とその産物の提供に高められたものです。学問研究、発明、創作、芸能、スポーツの競技も同様です。つまり、人は人に便益を与え、奉仕するために事業を行います。そうして、人は人の役に立つことを行う喜びを享受します。この喜びはよく知られている名前を持ちます。それは「幸福」です。

人や企業などの組織は事業を行って他者に奉仕することの見返りとして収入や評判を得たり、地位を向上させたりします。収入、評判、地位は人や組織が事業を発展させるための基礎となります。また収入、評判、地位、活動状態は人や組織を立派に見せることがあります。しかし、見返りは事業の一面を表すにすぎません。事業の本質はあくまでも人に奉仕することにあります。したがって、人は窮乏している場合を除けば収入を得ることを主目的として事業を行うべきでありません。組織も収入を得ることを主目的として事業を行うべきでありません。

残念ながら現在、多くの人や組織はそうすれば多くを受け取れると思い込んでいるかのように第一に見返りを求め、人に奉仕することを疎かにしています。たとえば、人気のあるオペレーティングシステムを販売するソフトウェアメーカーはそれと抱き合わせにしてワードプロセッサーなどを多くの人に売りつけようとすることがあります。また、ある人たちは何事かに貢献する意志によらず、収入になりやすいという一時点の有利さに惹かれて就く職や就労する組織を決めます。

人や企業などの組織が事業を行って社会に奉仕しようとするとき、金銭、地位、その他の所有物は手段となります。しかしもし、ある人がそれらを手に入れるために事業を行うならば、その人はいずれ人に奉仕するという責務の多くを果たさないまま世を去ることになります。私たちはそのような空しい生き方を第三者として眺めるとき、惨めであると感じ、真似したくないと思います。

実は、事業を行う全ての人や組織は少し意識を変えれば人に奉仕する姿勢を取り戻すことができます。現在、多くの人は労働の目的が人に奉仕することにあることを十分に認識していません。しかし、彼らは誰かに指摘されればそれに気付くことができます。そこで、私は労働の目的が人に奉仕することにあることを指摘し、人々にそのことに気付くように呼び掛けます。皆様にはこのような私の行動にご理解とご支持を賜りますようにお願い申し上げます。また、皆様には同様の指摘と呼び掛けを行ってくださいますようにお願い申し上げます。

現在、ほとんどの組織は従業員や求職者を業績や学業成績を上げることと引き換えに進級させたり、採用したりしています。企業などの組織がそのように人を登用すれば、従業員や学生は業績や学業成績を上げて見返りを受け取ることばかりを考え、人に奉仕することを軽視するようになります。また、従業員や学生はすでに行われている活動や学業を行うべきことと捉えてそれに取り組み、組織は活動を刷新したり、新しく起こしたりする力を失うようになります。しかし文明も、人も常に進歩しており、「現状維持は後退に等しい」のです。（この格言はウォルト・ディズニーが語ったとされています。）

むしろ、組織は実現されていない有益なことの実現を望む人に恰好の機会と必要な権限の付随する職を与えるべきです。そのように人を登用すれば、組織は出資者や従業員と共に誰も見たり、聞いたりしたことのない有用なものを送り出して多くの人に新しい便益を与えるという成果を上げることができます。組織は携帯オーディオプレーヤー、自動車のエアバッグ装置、オンライン百科事典に匹敵するものを送り出すことができます。組織は利益を上げたり、労働者に誇りを持たせたりするためでなく、人間の能力を向上させるために事業を行うことができます。

意識を変え、人に奉仕する働き方を取り戻しましょう。そうして、皆で今よりも人に親切な社会を作り出しましょう。